昔の絵

涼炉疲れ

2月の半ば。展覧会「没後190年木米」を見に行きました。江戸の文人。文学、漢詩、煎茶道、焼き物、絵画に通じた人。その木米の作品と交流をテーマにした展覧会。木米さんがどんな人なのか、知らずに行きました。今もあまりよくわかってません(説明は読んで…

江戸絵画の華

出光美術館で開催中の「江戸絵画の華」の後期に行ってきました。 絵画を見る限り、江戸って近代なんだな、特に江戸後期って近代なんだなということ。緻密でごりごり書き込んではっきりくっきりした絵画が多く展示されていました。二期のサブタイトルは「京都…

四月の燕子花

四月最後の金曜日。用事のついでに根津美術館の「燕子花図屏風の茶会」展へ行く。 毎年燕子花図屏風を展示しているけれど、今年は昭和十二年の五月の取り合わせを部分的に再現する展示。待合、本席、中立、濃茶、薄茶席、薄酌席、番茶席、本席のうちには懐石…

大好き絵巻

現在開催中のサントリー美術館リニューアル記念第二弾の企画展「日本美術の裏の裏」 企画展の題名の付け方だとか、展示の仕方が最近「親しみ」や「やさしいよー」といった ことを意識しすぎているような気がします。 仕方がないのかなあ。最近の流行りだと思…

個人的なお気に入り

文句をいいつつ、結構面白い「平家物語」(源氏も面白いと思います。男君にむかっとしつつ結構読んでいるのはそのせいです。式部先生!)。平家物語絵巻でお気に入りのシーンは結構あるのですが、最初のほうで面白いなーと思うのは福原遷都で先発で「開発し…

テレビ

テレビは録画を見ることがほとんど。 録画をしている番組で気に入っている番組はいくつか。その中で「英雄たちの選択」はお気に入り。なかなか録画を見るタイミングがないのだけれど、少し前に平清盛と宋銭をテーマにした回がありました。途中で「築島寺」の…

わからないからの使者

「わかりたい」で右往左往しているのが今の私達、私達は「わかりたい」んだな。とこの頃の困った流行り病新しくやってきたウィルスについて思います。 過去の病気に比べてみたり、他の統計と比べてみたり。それぞれ「恐れない」と決めてみたり「適度に恐れて…

自室に誰が袖

サントリー美術館のARコンテンツで自宅に所蔵品のARデータが公開されているものを バーチャルで飾るというものがあります。 試しに自室に誰袖図屏風を出現させてみましたが、とてつもなく所帯じみた自室に出現する美術品に、 笑えると言うよりは、ショックが…