祇園囃子

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祇園囃子#お菓子 #和菓子 #祇園囃子 #鍵善良房#うつわ #噐 #現代 三色の備中こし餡を錦玉で結ぶように包んでいます。錦玉が涼しく、感触もツルリと張りがあり見た目も夏らしいもの。色合いは優しく涼しいお菓子。

 

趣味のインスタを貼り付けてみました。はてな便利。

 

 

これは京都鍵善良房のお菓子。鍵善良房はこの世間の恐ろしい感染症のあれやこれやで通販を始めたとのこと。

そこで、時々季節のお菓子をお取り寄せできるようになりました。

郵送に耐えるような形のお菓子に限られるのと、到着日が賞味期限となりますが、どこにもお買い物に行けないので、季節のお菓子が手に入るなんてとても嬉しいです。

 

さて。このお菓子の名は「祇園囃子」。まさに夏、この季節の京都のお店らしいお菓子です。

囃子の様々な音やにぎわいをカラフルでいながらふんわりとした色で染め分けた餡で。色使いが優しく「祭り」とはいえ勢いよりもゆったりとした優雅さを感じます。

錦玉は帯のような衣のような表現。

錦玉なので夏らしい涼しい表現で、衣のように餡をつつみ、夏のお菓子を作り上げています。

祇園囃子といえば。

今年は祇園祭りの鉾巡航がないそうですね。私は祇園祭は実際見たことがなくテレビと屏風絵でしかみたことがありません。

今年も屏風絵で祇園祭の見物でした。(祇園祭礼図屏風)

天まで届くような長刀鉾と山。行列に加わる人々、道の両側にある家や店、両方の賑わいが屏風いっぱいに描かれている屏風です。登場する人々は口々になにか嬉しそうに話していたり、なにか食べていたり。にぎやかな様子です。

見ていると、こんなふうに人が集まり、口々に話しながら楽しく過ごすことなど、今後あるのだろうか、と寂しい気持ちに襲われました。

楽しげで嬉しそうになにか隣の人へ言いかけている人、走り出している人。

祇園祭は立派な祭りなので、屏風にもたくさんなっています。私もいくつかのバージョンを見ていますが、今年になってこのご時世で見られたのはサントリー美術館蔵の祭礼図屏風でした。もと障壁画だったのではないか、と言われていますが、いったいどんな部屋を飾っていたのか、まだ謎の残る絵だそうです。