みかん

メジロはもともと人家に近いところでよく見る鳥で、姿も可愛らしいので好かれる鳥だと思う。鳴き声も小さくてかわいい。

最近、家でみかんを食べると、1/4を「小鳥に」と各自差し出すということをしている。皆、次の日の小鳥が楽しみなので、つい多く出そうとしたりする。

夜みかんを食べて、翌日、庭の木にみかんを刺しておくと、やがてメジロがやってくる。メジロは数羽来るけれど、みかんをつつくのは一羽ずつ。他のメジロは近くの椿の木で待っている。

椿の葉っぱはメジロに似ていてメジロは隠れやすいから好きなのだと聞いたことがある。そうだろうか、と思って見る。葉っぱの大きさが似ているのと、色も緑だから紛れやすいのだろうか。

メジロが一羽ずつ、みかんやりんごをつついていると、ヒヨドリがやってきて、どかーんとメジロを蹴散らしてしまう。ヒヨドリは体が大きいし、力が強いので、みかんの房ごとぱーっと持っていてしまう。あとはメジロが残念そうに、残りのカスのようなものをつついていることが多い。

今日は可愛そうだというのでバナナを追加。

メジロはバナナも気に入ったようで、喜んでつついていた。しばらくバナナを堪能していたのに、今度はバナナを地面に落としてしまい、やはり残念そうにバナナが刺さっていた枝をずっとつついていた。

果物の他に種なんか食べないのだろうか、とお皿に去年植えなかった野菜の種を載せてみている。今の所大きさの問題か、それとも畑に植える様に色が付いてるからか、小鳥の食事とはなっていない。甘くないからだめなのかなあ。