ガラスの瓶

近所の少し有名な洋菓子店で、病院の帰りにプリンを買った。流石にお店のプリンは豊かな味がする。検査帰りの調子が悪い時にも美味しい。

次の日も調子が悪く、その次の日もなかなか調子が上がらない。そんな日、朝に、仕事に行く途中で立ち寄ったナチュラルローソンで、また、プリンでも買おうなと思ってお菓子コーナーへ行くと、3種類。ガラスの小さな瓶に入ったプリンが並んでいた。昔のヨーグルトの瓶みたいな少しだけ口がすぼまったガラスの瓶に、蓋は金属の回すタイプ。ジャムの瓶にも似ている。小ささがかわいい。お菓子は中身がよくわからないので、入れ物が素敵だととても美味しく見えたり高級に見えたりする。瓶に入っているだけで、なんだかとても美味しそうに見えたプリンを手にとって、買ってみることにした。よくわからないけれど、どこかの地方で作られているものようだ。よーく見ると「とうもろこしプリン」。とうもろこし?卵のプリンが食べたかったんだけれどもなあと思いつつ入れ物に惹かれて買った。お菓子は入れ物が大きな役割を果たす。

食べてみるととてもとうもろこし。次は卵のプリンを買おう。と思う。

次の日。別のお店で。やはりあまり硬いものを食べる気がしなくてプリンを捜す。今度は卵の味の普通の美味しいプリンを買いたいものだと思う。お菓子コーナーへ行くと、プラスチックの入れ物にプラスチックの蓋をしたプリンが並んでいて、その下に「白玉きなこプリン」を見つける。手にとってしまった。白玉に惹かれて。手にとってしまったけれど、プリンと呼ばれていると思しき部分は茶色。おそらくきなこ味。そしてこれはババロアでは・・・・。

おそらくババロアであろう「ぷりん」を買ってしまった。食べてみるときなこ味ババロア

次はたまごプリンを買う。と心に誓う。

ガラスの瓶は可愛い。とうもろこしプリンが入っていた瓶を洗う。瓶や箱を見るとつい何を入れようかなと思ってしまうのはやめたいのだけれど、瓶を洗って何を入れようかなあと思う。そう思わず、ガラスはガラス回収に出すのがいいのだろうと思うのだけれど。色々なニュースを聞いていると、どうもプラスチックは私達の環境にはあまりうまく循環させることができないものらしい。とても便利な発明だけれど、細かく成ってしまうと始末に負えないところがあるらしい。おそらくガラスのほうが、自然界に出ていってしまっても影響は少なそうだ。回収した瓶をまた使うというシステムにはなっていないけれど、とにかく資源ごみにはなるようになっているから、少しはいいのかなあなんて思いながら瓶を乾かす。

クリップでも入れようかな。

次は卵のプリンをと思ったのだけれど、よく考えてみれば甘い茶碗蒸しを作ればいいのか。牛乳と卵と砂糖で。とも思う。お店のような美味しいプリンはできなくても。