かぎ棒編み

子供の頃、編み物に憧れて、ちょっとかぎ棒をもったことがある。けれど、よくわからないので諦めてしまった。

それ以来、編み物への憧れはあるものの、ずっと近づいてみてはあの編み図を見て「無理。全然わからない。」と思って恐れていた。

人間には編み物ができる人とできない人がいる。私はできない方だ。と思いっていた。だいたい、私は紐について理解できないのだ。何かを結ぶという仕組みが理解できない。立体的に交差するものを結ぶ時の仕組みが理解できない。立体が理解できないのは知能指数が低いのだろうと思う。残念なお知らせだ。

仕組みがわからん。と思いつつ、大人になりきった今、急にまたかぎ編みに挑戦。説明図を見てそのとおりにやって見たら、一応編みができた。鎖編み。おお。できた。仕組みは理解していないが、図の通り糸を通すと編み上がるのだ。なるほどね。

とそこまで行き、鎖編みを一番下の網目として、二段目細編みへ移行しようとするところで引っかかっている。表から穴にとおせ、という情報と、裏の山をすくうのだとしている説明を見て悩んでいる。どっちだ。

とにかく、説明の通りにすれば編めることがわかった。今も仕組みはわかっていないが・・・。不安だ。仕組みをこうなるからこうなのだと理解していないまま作業。不安だが、作業はできる。が、不安だ。

とにかくこれで何かしら編めるようになるといいのだが。最終的には鼓入れを編みたいのだ。野望。