ほけきょ

今日も鶯の囀りが聞こえる。縄張り宣言だったり、メスに向かってのアピールだというけれど、美しいのどかな鳴き声に聞こえる。

ここ数年、意外と近くで聞こえるな、と思っていたら、先週ダーウィンが来たの中で、最近の鶯は山に帰らないものがいると放送していた。だからか。

逆に、秋冬にずっと籠っていた家の近くの笹藪は乱暴に色々と手が入れられて、去年は鶯の声が聞こえなかった。その前は藪の中でジャッジャッ言っていたのだけれど。

近年東京都内では、どんどん鶯は東へ囀り圏を延ばしているのだという。山にちょうど良い笹藪がなくなり、巣を作る場所を人間の住まいの近くへ移し始めているとか。

生垣の詰まったところなど、人間の住んでいる、行き来するすぐそばで営巣する事があるらしい。

その巣の持ち主を縄張りの中に入れている雄が、例のほーほけきょ、と鳴く。なので、以前よりもっと人家の近くでほーほけきょと聞こえてくることになる。声がする、ということはその近くに雌が巣を作っているのだ。

去年は驚くほど近くで鳴いていたので、おそらく本当に家の隣ぐらいの藪の中に作っていたのかもしれないな、と思う。今年は我が家は木をだいぶ切ったし、近所の共用部分も大々的に伐採されたからか、少し遠くから声が聞こえる。

家の庭には多分虫がたくさんいると思うので、虫をとっていってほしいなあと思いつつ、声を聞いている。せっせと巣に餌を運ぶのは雌の役目。あの声に見守られている雌がいるはずなのだ。雄は縄張り宣言と雌たちの営巣を見守って、敵が来たら鳴き声で教えたりする役割。春中ずっと囀り続けて雌を惹きつけて縄張り運営をし続ける。