絵のある陶磁器

蔵前に姉と出かけた。ものつくりの街フェアのようなものがあったので興味があって。でも、残念ながら行ってみると目的のお店は満員で午後に来てくれとのこと。

午前十時過ぎに行って、午後二時ごろ来てくれとのことだったので、あきらめて移動することにする。他のお店はあまりふらっと寄るには向かないものばかりだったし、行ってみたいところはそこだけだったので。

さて、予定が急に無くなったので、ちょうど蔵前から行ける日本橋三井記念美術館で陶磁器の展覧会をしていることを思い出したので行くことにする。

仁清、乾山、永楽と東洋陶磁という副題。絵付けをしてある三井家所蔵の乾山や和全、保全の作品中心の展示。それほど好みではないけれど、保全の染付などは好きなものがある。乾山はさすがの安定。やはりスター級と思う。多くの人が分かるきちっとちょうどよく届く皿。応挙の屏風もあった。

三井家所蔵の品で、祝いのために注文したものなどの展示が多かった。

染付や絵付けした皿はなんとなく鑑賞がしやすいというか、わからなくても鑑賞できるジャンルのような気がする。金ぴかの器には(祝いの器なので仕方がないが)ちょっとあてられてしまう。明治時代の技巧は素晴らしいが、金ぴかの器は好きではない。面白くはないなと思う。