ベランダニュース

五月最後の週末。

杜鵑が鳴き始めて、次の日はコジュケイが鳴き始めました。コジュケイはずいぶん少なくなったけれど、やっぱりたまに聞こえてくる。

夜、悪夢のたぐいを見て早朝に目が覚めて、眠たかったけれど寝る気を失ってしまい、ごそごそと起きてテレビの録画を見たり、のろのろ身支度。

子供の頃、毎日怖い夢を見続けて、ほとほと疲れてしまって、もう寝るのに嫌気がさしてしまった時期が長くありました。その時は何ががっかりするといって、自分が一番いやだな、怖いなと思うようなストーリーや映像を展開しているのが自分の脳、というのところで、まったく納得がいかない。と思っていました。小学校を通してずーっとそれが続いて悩みの種でした。

そんなことがあったことを思い出しました。今はそんなにずーっと怖い夢を見たりはしないのですが。

とにかく、「もうー。」と寝るのをやめて、起き上がって、今日も紅茶。

ルピシアの福袋に入っていたマーガレッツホープ。開けたのだから早く飲んでしまわなくてはと思うのだけれど(もともと福袋ですし。それほど新しいとは思えない。)、最近紅茶を飲む機会がとても減っていてなかなか消費しきれません。

早朝にコジュケイの声が聞こえていると、ますます夏らしいなあと思います。ベランダ側の掃き出し窓から入ってくる涼しいひんやりとした空気。少し肌寒いぐらいの朝。遠くから聞こえてくるコジュケイの声。聞きなしで「チョットコイ、チョットコイ」というけれど、なるほど、そうくるか。という聞きなし。聞きなしにはいつも「そうかなあ」と思うけれど、ことばのそれぞれの発音ではなくて、旋律というか抑揚を覚えるための物なのかな、と思います。

四十雀も何羽か鳴いていて、もちろん都内にいくらでもいるヒヨドリも大活躍。

そういえば、昨日川の近くを歩いていたら、川の中州に生えている桑の木のところにムクドリが飛んできました。今桑の実がなっているので、それを食べにくるのです。ムクドリも木の実が好きなんだなあ。ヒヨドリも木の実の甘いのが好きだけれど、ヒヨドリより体が軽いのだろうなと思う。枝の先のほうへとまって、桑の実をくわえて地面へ。

川そばを抜けて、商店街のほうへ行くと、今も燕の巣がいくつか子育て中。一つの巣からはかわいい大きな口が時折「ぱかー」っと開くのが見えます。

燕の鳴き声はぢゅぢゅといった声の後「ぎゅーっ」という声が添えられる。外を歩いていても、空からそんな声が聞こえて、見上げると、すいっと燕が飛んでいくのが見えます。

もうすぐ六月だなあ。