噂の三角州

六月最後の日。

友達Hさんと待ち合わせをして、多摩川の噂の三角州、有名なものの2つのうちの1つ、聖蹟桜ヶ丘のほうの三角州へ行きました。

はるばるやってきたのに、この日は雨。小雨だったので、なんとかなるか、と思っていたのですが、午前中結構雨が降りました。

Hさんはバードファン。ここ三年のうち、バードウォッチのスキルを高め、さまざま観察を行い、カメラを買い、瞬く間にカメラを使いこなし素敵な鳥写真を撮れるようにあっという間になってしまいました。双眼鏡を買い、単眼鏡を買い、あちこちでバードファンの人と出会うと鳥の話をしているそう。

そんなHさんと、バードウォッチングにいいといわれている、多摩川三角州へ行きました。ここは観察小屋もある場所。聖蹟桜ヶ丘の駅から多摩川にそって、下流方面へ歩いていく道すがら。雨が降ってはいますが、鳥の鳴き声はよく聞こえます。川沿いの草むらの中にみんないるようですが・・・。声はするのだけれど、姿が見えない・・・。大きくて川の中や川の近くにいるサギ類は背が高いし、大きいし、草むらにはいないので、よく見えますが。

そんな中でも、Hさんは草むらの中に鳥を見つけて教えてくれます。でも、よく見えない・・・。双眼鏡で探していてもすぐ隠れてしまうので、よくわかりませんでした。雉がいたとのこと。

川下へ歩いて行って、観察小屋に到着。やっぱり声はするけれど・・・。と思っていたら、Hさんが小さい木のてっぺんで元気に囀っているホオジロを見つけてくれました。私も双眼鏡で観察。一筆啓上と歌うホオジロ。かわいい。ホオジロはそのあとも三か所ぐらいのお気に入りの低い木の一番上や電線で歌っていたので、わかりやすい場所に出てきてくれて、特徴的なメロディでおおらかに歌うわかりやすい鳥でした。親切。

セッカも鳴いているのですが、開けたところにじっとしていることはなくて、ちらっと現れてはさーっと飛んで行ってしまいます。

他にも何が鳴いているかわからないもの(ヒヨドリ四十雀、ガビチョウやサギ類、カラス、雀、鳩などを覗いて)もいるのですが・・・。うーん。

多摩川には生き物が多くいるので、猛禽類も来ると聞いていたので、もしかしてと思ったのですが、時間と天気が悪かったのでしょう。

雨がやんできて、移動。移動がてら途中で遅いお昼を食べ、いざ桜ヶ丘公園へ。公園と言っていますが、山をまるごと公園としているようなところでした。記念館口から入ると普通になだらかな道で、記念館まで行けますが、我々は反対側、大谷戸公園から入ってしまいました。よくわからず行ったので、記念館まで最短コースを取ってしまい、結果山を登ることになってしまいました。途中、珍しい鳥の声も聞こえず・・・。中央あたりにある記念館があるところまで登ると、少し開けたところがあり、あずまやがあります。そこでしばらく待っていたら、あれは何かなという鳥影を見つけたのですが・・・全然確認できず。ぱっと飛び立ってしまいました。

あまり夕刻に近くなるといけないので、公園クエストはそこで終わり(その向こうにも緑地というか公園があるようなのですが)。来た方から反対側の公園口まで降り、駅まで帰り、その後お茶を飲みながらおしゃべりをしていたら、ついつい話し込んでしまい、気が付いたら夜になってしました。久しぶり(2年ぶりぐらい?)にHさんと出かけておしゃべりしたので、楽しくてつい時間を忘れてしまったのです。Hさんとは同じ仕事場で働いたことがあり、仕事の内容は全く違うのですが(Hさんは頭がよく、しっかりしているので、えらいのです。)仕事の話など聞いてもらったりして、話を聞いてもらって楽しかったのだと思います。私。

すっかり暗くなって二人ともびっくり。急いで帰りました。