元気になる桔梗 相変わらずの葡萄

東京。先週から今週は急に気温が下がった。肌寒いほどで、夜などは冷暖房なしで毛布をかぶっていても寒い日があった。

急に涼しくなり始めた頃、いったんもうあまり咲かないのかなと思っていた桔梗が蕾を付け始め、再び咲き始めた。あまりに暑すぎて朝の水やりでは追いつかなかったのか、あまりに暑すぎて温度のために花を咲かせるのを止めていたのか。どちらかわからないけれど、とにかく草も一休みできたということかもしれないと思っている。

随分前になるかもしれないけれど、青山のフレンチのお店で葡萄の枝をもらったことがある。冬の間、部屋の中でコップに挿しておいて根っこを育てて春に土に植えたら全部にょきにょきと元気に生えた。

その後、あっちにやったりこっちにやったり。母にあげたら庭をあちこち移動していたようで、はじめ四本だったものが今は二本だけ残っている。母曰く、四本は多すぎるのだそうだ。

あまり世話をしなくても、毎年元気に復活して葉っぱを出す丈夫な草(木?)だと思う。葡萄というのは丈夫な生き物なのだなと思う。もちろん、果実を取ることを考えたり、生で食べるような種類のものは難しいのだろうけれど、私の家の葡萄はワイン品種でしかもあまり実を取ることを考えていないので、植物として元気ににょきにょき伸びたり葉っぱがしげったりすることを良しとしている。だから毎年枯れたようになってから、再び緑の葉っぱをにょきにょき出し始める葡萄は優秀な植物としてそれなりにほったらかしにされながら愛されている。えらいえらいと褒められている。

気温がまた戻り、猛暑と言われる暑さが戻った。急に再び蕾を付けて花が増え始めた桔梗もびっくりしていると思う。