いっち

ずっと買わなかった雑誌「和楽」の年末号を買った。

買わなくなったのは初期のころのように記事の読む部分が弱くなったからだ。タイトルに「!」マークを多用するようになり、「初心者でも大丈夫」のようなタイトルの特集が増え、内容が薄くなっていった。初心者用が弱いのではなく、内容が魅力がなくなった。と感じたので買わなくなった。もともとは、写真で景色や美術を特集することが多くて好きなジャンルの好きな雑誌だったので、少し残念だなと思っていた。

久しぶりに買ったのは年末号だから。カレンダー目当て。毎年動物カレンダーや名画カレンダーを付録につけるのだ。部屋の中に好きな絵があるとうれしいので、これは毎年楽しみにしている。

年末号を買ってみると、十月末に行った京都国立博物館で開催されていた特別展「茶の湯」に関する特集が少し載っていた。展示があった茶碗の写真が掲載されていて、ああ、あったあったと今回は興味を少しもって写真をみることができた。

茶の湯の美術品の解説記事なので、茶の湯関連のイメージ写真?も掲載されていて、その中に茶釜からたつ湯気の写真があった。

それを見ていて、ふと、そういえば茶釜の趣味というか好みは母と一致することが多いなと思った。

美術館の展示やテレビを一緒に見ていて、たまに茶釜が出てくる時、「これは好き」「これは苦手」など母が言うことがある。そういう時「これは苦手」というのは必ず一致するのだ。これは好きというのは程度の差があるので、確かにいいね、感じがいいというもので、完全に一致しているかわからないけれど、「苦手」については一致している。

どの程度気が合っているか、はわからないけれど、この「苦手が一致」というのは二人の人間の間で、うまくやっていけるかどうかのポイントとなるのかもしれないなと思う。苦手、これはあんまりというところ。

偶然、その時行った奈良も特集記事になっていた。奈良、また行きたいなあ。雑誌らしくホテルやショッピング、グルメの記事も載っていた。中には泊まろうかなと候補になったホテルもあった。ちらっと見たお店など、中はこうなっているのか、なるほど、と読む。久しぶりに雑誌を買ったのでちょっと懐かしい気分になる。

最近は本もKindleで読んだり、お店探しもGoogleマップで行うことが多い。こんな風に雑誌を見たりするのは久しぶりだ。まあ、雑誌だとイメージ先行で行ってみると「全然違う」ということが多くて、Googleマップの口コミのほうがリアルという(リアルといってもその人が、どういう視点で口コミをよせているのかというのを読み解かなければいけないのだけれど)点でそれほど参考にならないというところがあるのだけれど。時間差だとか、その場の雰囲気、どのぐらい混雑しているか、集っている人の雰囲気などでその場のイメージは変わってしまう。

知っているところなの雑誌の紹介を見たりすると、それはよくわかると思う。そういうところを引き算したりするのは、Googleマップも一緒だけれど。引き算の種類が違う。

とはいえ美しいイメージで押してくる雑誌を見ると、夢が広がる部分はある。そういう力はエディターがいるこういう記事にはあるなと思う。

とはいえ、お店の写真はこの角度ならこうだけど、Googleの投稿のほうが素人がとっているのでリアル。というのが多い。雑誌のイメージでいくと「ええーー!」ということが多々あるのでGoogleの写真投稿には助けられている。自分も貢献したいとおもうのだけれど、なかなか難しい。