小ソゲ

台風一過。

首が痛い。

寝違えてしまったようで、起きると首が痛い。変な風に寝たわけでもなさそうなのになあ。と思うけれど、仕方がない。一日中、ロボットのように前だけ向いている。特に左側が痛い。

調子が悪いので、お昼を食べた後、すぐに横になって寝てしまう。起きると三時過ぎ。時間を無駄にしたと思うけれど仕方がない。

Tantoraで買った豆皿が来た。ネットで見て注文したので、少し心配だったけれど、まずまず。一枚しか注文していないのだけれど(残り1枚だった)、二枚入っていた。あれと思ったら、付箋が張って会って「小ソゲあります」とのこと。なるほど。傷があって、売るには躊躇するものが一枚残っていたので、それもおまけにつけてくれたのだ。一緒に入っていたハガキには「使ってもらえると思って」と書いてあった。使う。

「小ソゲ」と表現しているのは、フチのところが削れて、ざらっとしたところがあるので、そこが「そげている」ということなのだろう。カケているというほどでもない、ソゲている状態。ということらしい。気になるようだったら、漆ともみ殻で少し盛って金をまいてもいいけれど、手間なのでしばらく放っておくつもり。

一緒になんとなく買った小皿は今一つ。色絵皿を買ったけれど、うーん。それほどでもなかったな。と思う。でも惜しげがないといえば惜しげがなくていいか。とも。

ネットで見たとき、江戸後期と書いてあったけれど、もしかしたら明治ぐらいになっているのではないか、と見て思う。江戸だったとしても幕末なのだろう。

愛用していた兎をそめた染付の小皿がなぜか一枚見当たらない。我が家ではこっそり皿が無くなる。割ってしまったのなら拾っておいてくれれば直すのに。と思うけれど、何かを恐れてか、あきらめてか、闇に葬られてしまうことが多々ある。困る。

それで小皿を買ったのだけれど、今回のものは今一つであった。豆皿は合格。小皿は、ダメではないけれど、別によくもないな。大聖寺伊万里というジャンルらしい。九谷焼の一種らしい。私は初めて手に取った。あんまり好きなタイプではないかもしれないなあ。いいものはいいのだろうけれど。今回のを手に入れたものは、とにかくあまり良くないかな。そのぶん気楽に使えそうではある。

昼寝をしすぎて、でも、まだ目のあたりに眠さが残っている。キジバトが家の近くにやってきて、鳴いている。山梔子の花が一輪だけ咲いた。一番最初の一輪。白くて美しい。静かな花なので、梔子の花は好き。そういえば、素敵な香りがするけれど香よりやっぱり見た目が静かなところが好き。植木を増やしたことを後悔していたけれど、やっぱり美しい花が咲くといいな、と思う。今年こそ剪定しなければ。と思う。