ティーカップ

部屋で大人しくしているしかない。と書いたけれど、ふと、そういえばあのティーカップ使っていなかったなと思い出す物があって、手軽に使えるように引き出しにしまっていた小皿類を整理して、奥にしまい込んでいた割合ちゃんとしたティーカップを出してきてそこへ入れた。

など食器の入れ替えをしていた。

在るものは使ったほうがいいと思い、休み中それらティーカップを使う。十年ぐらい前にアンティークのティーカップをいくつか自分用に買ったことがあり、それもある。それらも出して順番に使うことにする。最近、ずっと便利だからなのだけれど、ロイヤルコペンハーゲンの二重になっているカップ(持ちてなしのぽってりしていて日本茶にもあうような便利さがある)ばかり使っていた。休みの日ぐらいはちゃんと紅茶はティーカップを使おう、と少し反省する。そしてすっかり忘れていたけれど、上記とは別に日本茶用のロイヤルコペンハーゲンのセットも発掘した。こんなの家にあったんだ。と思う。

食器はしまうのがとてもむずかしい。お皿などは重ねてしまっていると取り出しにくい。かといって立て掛けてしまうタイプのものも不安定で使いにくいし、繊細な食器には合わないしまい方だと思う。

自分が使わなくなったらおそらく誰も使わず捨てられるであるお皿たち。江戸時代から生き延びてきたのに、なんだか可愛そうだなと思う。我が家に来てしまったので、捨てられてしまう未来しか無いのだ。受け継ぐ人もないからなあ。

そんなことも思うので、生きているうち、使えるうちに使おうと思いながらも「なんだかごめんよ」とも思う。