身近な鳥たち

河童橋を渡り、白樺荘の前を通り、明神池方面の遊歩道を目指します。ホテル前を通り過ぎると、林の中です。遊歩道手前に熊が近い日付で出たので、注意するようにとの看板。この辺りはツキノワグマの生息地で出没するそうです。私が東京に帰ってすぐに、散歩中に出会ってしまい、怪我をした人がいるとのニュースが流れました。

その看板のあたりには、木の枝や幹に四十雀、五十雀、ヒガラなどカラ類が集っていて、賑やかでした。人が近くで見ていても、人が地面にいる状態は平気らしく(木が大きいからかも知れません。)あっちこっち飛び回っては食べ物を取っていました。

後のガイドによると、春にくればもっとわかりやすいとの事。確かに、囀りの季節に行けば、見えるところで鳥は鳴くことが多いので、隠れてあっちこっちで鳴いている鳥も見やすいのかも知れないな、と思いました。

明神池方面へ歩いていくと、また笹の藪。中で鷦鷯が地鳴きをしています。じっとその辺りを見ていると、一瞬パッと地面に近い枝の間を鷦鷯が通っていくのが見えます。それもまた探し物をしているようで面白い。

道は川沿いに続いていて、明神池方面は川の流れが浅くなったり、少し段差がある場所があったり、いくつかの流れが合流しているところがあったり、生えている草花もある程度変化があり、歩いていて楽しい場所です。高低差はあまりなく、途中、少し階段のようになっているところがありますが、普通に東京の地下鉄を階段で登っている身では、特に気にするような段差ではありません。遊歩道なので、整備されており、あるいきやすい道です。ヒールのある靴などはちょっとやめた方がいいでしょうが、スニーカーでも歩ける道です。

明神池手前でネイチャーガイドとの約束の時間があるので、河童橋のところまで戻りました。