またテレビの話

呪術廻戦は学校に話が移ったので危惧していたのですが、学園っぽくならずで安心しました。面白いままでした。よかった。現在のバトルは学校のメンバーの紹介というパートでした。というわけでそれぞれの技とかバックグラウンドの紹介回が続いているかなあ。あまり長くないといいのだが。

ちらっと0巻の乙骨先輩とか、ちょっと後の渋谷のアレとかもちらっと本の方を見たので、平和な今の状態を楽しむのも一興かもしれないと思って見てます。

他に見ているのは、ちょっとなんというか、「もぞもぞする」箇所があるものの、新十郎様のドラマを見てます。新十郎探偵帖。途中早送りにしながら見てます。NHK時代劇で明治。そうか、時代劇でもう明治なんだなー。百年前だものね。明治。いつのまに。

エンドロールに新浮世絵が出てくるのですが、おとぎ話のように美しい街でうっとりします。日本は可愛らしくきれいと明治期や幕末の写真を取った海外から来た写真家が言い残していますが、たしかにその当時に写真を見るとおっとりと美しい風景が記録されています。

見たこともない風景のはずなのに、限りなく懐かしいあこがれを感じるのは、知っているもののはるか以前の姿を見るからかもしれません。それらの美しかった時代のしっぽのしっぽの先が子供時代に漂っていたのかもとも思います。

とにかく見ると、はるか遠いところのきれいなものに心が飛んでいけないかと、心を飛ばせないかと自然と遠くを探る心持ちに。

 

老眼が進んで本が読みにくいというのと、とにかく移動中は音を覚えなければと新しい曲を覚えるのに時間を取られていて、読書量が減ったのですが(特に老眼がひどい。乱視もひどくなって文字を捉えられない。もともと文字を全体の形と音を照らし合わせて読んでいるので、ぼんやりし始めると文を捉えられなくなる)、比較的大きな文字の単行本でエッセイを最近読みました。三浦しをんさんのエッセイ。「のっけから失礼します」。雑誌の巻頭エッセイをまとめたものだそうです。三浦さんのエッセイは友達とああでもないこうでもないとおしゃべりしているような、友達が楽しく話しているのを聞いているような文で楽しく読みました。ちょっと最近寂しかったのかもしれません。シモの話題にはちょっと困りましたが(特に興味がないので)、全体としては楽しいおしゃべりを聞いているような感じです。何を話したか忘れてしまうけれど、楽しかったねというおしゃべり。多少内容に繰り返しが多いのが気になりましたが、月刊誌(だと思います)の巻頭といことで、そのあたりは毎度のお話ということで繰り返し感も薄まっていたのかもしれません。そして読み終わって見事に内容を覚えていません。やっぱりおしゃべりっぽい本だなと思います。楽しい気分になりました。

もう一冊。最近読んだ本。書棚にあった本で読み返し本です。新しく本を買うのを控えているのです。雨月物語。久しぶりに読んでみて、「あれ、この話も雨月物語だっけ?」という忘却ぶりです。雨月物語というと、あの妻が待っていた!と思ったら待ってなかった(すでに世を去っていた)という話ばかりを思い出すのですが、それ以外にも有名な話が散りばめられたアンソロジー。久しぶりに読みましたが面白かったです。以前面白いと思った本は後で読んでも面白いですね。

老眼に負けずに老眼鏡を新調して本を読みたいなと思います。老眼鏡どうしようかなあ。視力が極端に弱く、乱視もあって、しかも老眼。本が好きなのになあ。絵を描くことを断念したのも(趣味です)、目が見えなくなったからですし、以前から目を使うことが好きだったので、とても困ってます。絵を見るのもすきなのになあ。

 

テレビに戻って

テレビ番組でドラマはあまり見ないと言っていたけれど、ドラマをもう一つ見ました。「京都人の密かな楽しみ」シリーズのブルーの「燃える秋」編。このシリーズ、第一シーズンと言えるような三八子さんシリーズが出だしがあまりに良すぎたせいか、次第におかしなことになっていったのに比べて、はじめからシリーズを見据えているらしきブルーの方は第一シリーズや「あてなよる」でひな形が出来上がっているのも相まって、順調だなあと思います。まあ、私は「あてなよる」苦手なんですけれどもね。あれ、ナレーションが苦手。戯言感がすごくて。もぞもぞします。

続きが楽しみだな。コロナがあるので作れないのかもしれないけれど。確か冬もやって夏もやっているし、春はやったかどうか覚えていないけれど。次はどの季節かな。はじめはそれほど面白いと思っていなかったブルーですが、だんだん面白く見るようになっているので続きが楽しみです。

 と日記にテレビのことを書くとドラマが多いのですが、ドラマじゃないテレビのほうをよく見てます。でも書かないんですよ。なぜかなあ。最近この間の三島由紀夫を語り合うテレビも何回も見ているのだけれど。

きっと、ドラマの感想と言っても「面白かった。おしまい。」みたいなかんたんなものだからでしょう。ちゃんと見ているものに関して考えたこと、感じたことを書くのは難しいから。といったことが理由かな。