少し落ち着ける時間ができたので、気になっていた割れた茶碗の金継ぎをする。

まずは室の用意。室といっても大したことはなくて、適度な大きさのダンボールのこと。ダンボールの下に荷物が入ってきたときのビニールをしいて、その上に固く絞ったタオル。上にお菓子の丈夫な箱を潰して作った帯を丸く高台のようにしたもの。これで室の完成。

習ったとおりに麦漆を作る。皿に小麦粉を練り、そこへ漆を混ぜていく。できた麦漆で割れた破片をつなぎ、マスキングテープで固定。はみ出た漆の処理をしたり、微妙な段差がないか家人した後、その茶碗を土台とするダンボールにマスキングテープで固定。それごと室の中へ。

これで第一工程は終わり。漆が乾くのを待つ。

年内はこれで終わり。部屋が狭いのでもう一枚お皿を直したいのだけれどおいておく場所がないので、ここまでとする。うまくできるといいけれどまったく自信がない。とはいえ、しないわけにはいかないのでする。

年末のある日、近所で水道管が破裂。坂道が凍っていて、気をつけて歩いたのだけれど転んでしまった。思いの外強く尻もちをついたようで、頭を打たなかったのはよかったけれど、それ以来ずっとお尻や足が痛い。変なことになっていなければいいけれど、とにかく足やお尻が痛いだけでなくなんだか調子が悪い。ぐったりしてしまうのだ。

階段をのぼるのが今日もつらい。下のものをひろうとかがんだあと体を上に挙げられなくて困る。踏ん張りがきかないのだ。困ったものだ。あっという間にこんなことになってしまった。

単なる打ち身で済むかと思ったのに。

そんなこんなでも、郵便局へ。なんだか面倒で切手を買うのをサボっていたら、もう年末近くでお年玉付きの切手は売り切れ、とその郵便局では言う。切手の売り切れなんてあるんだと驚くく。多めに置いておくものではないのか。売り切れ御免とは恐れ入った。まるで和菓子屋のようだ。もしかしたら日持ちがしないものなのだろうか。お年玉付き年賀切手。確かにもうすぐまったく売れなくなってしまうものではあるが。