でも、返してよッ

でも、返してよッ。

猿之助・・・・。楽しそうでした。

幸田露伴・・・じゃなくて岸田じゃなくて、岸辺露伴は動かない。毎回、題名を思い出すのに一手間かかる露伴先生のドラマが始まりました。背中を見られちゃだめな話、5話。怪異が露伴先生の背中に取り付いて、漫画書いてるの見てたりするのなんだか楽しそうでした。そして相変わらず編集者の泉くんが素っ頓狂とも言える服装を着こなしていて驚愕しています。あの髪型と服装をちゃんと成立させているのには驚きです。すごい。ほんとかわいい。あんな塗り絵から抜け出てきたような人有りえるのか。

原作の方を知らないのですが、ちらっと見たあらすじやちらっと見た漫画ページを見たところの印象では原作のほうがもっと残酷でいやな感じがマシマシなのではないかと思ってます。1話から3話はドラマは大分マイルドになっているのだろうと。そして中でもちょっと毛色が違う第3話DNAは好きではない(ちょっといい話みたいな感じになっているから)けれど、最後の最後部分が好きな話でした。(泉くんワトソン就任の瞬間があったから)

で、4話「ザ・ラン」はトレーニングにとりつかれた人・・・が怖いわけじゃなくて、実際、怖いのはあの人が邪魔な人、自分以外を人扱いしないところが怖いんであって、トレーニングに取り憑かれている部分は別に怖くない(バカだなとは思うが)。今回4話から5話、そして肝心の6話まで、全部6話の六壁坂の取り憑くものがテーマで、はっきりとした悪意の在るものが取り憑く話。単なる怪異ではなくて、今回はかなり悪意の在るもので、人に取り憑くもの。

5話のあの横断歩道の曲が途中で変わるというの、あれ、どこかでそういうのが実際にあった気がします。で、ちょっと不気味だと。そういう日常の不気味さを手がかりに、かなり不気味な世界へ、でも、やっぱりちょっとユーモアと美があるとういお気に入りドラマ。あれ、お金かけてきれいにやらないと、本当に内容としてはきれいじゃやない話だし、ドラマがあるというか、そういったタイプの話ではないので大人が見るにはやはり丁寧に作ってあることが重要なのだろうと思う。猿之助楽しそうだったな。