いつもは少し離れた広場のほうにいるセキレイが家の前の道路のところを歩いていた。最近我が家では「みかんやりんご、バナナだけでは」と種を出したりしているので、小鳥の評判になっているのだろうか。なってるといいなあ。
とはいえ、相変わらずヒヨドリが来る。
ヒヨドリは体が大きくて力が強いようなのに、結構用心深くて人が近寄れる距離がメジロなんかよりも遠い。メジロはすばしこいという自信があるのかなあ。
どのぐらいまで近づけるかはぱっと逃げられる自信があるというのと関係あるのだろうと思う。ヒヨドリは体が大きい分重たいからかな。
カラスぐらいになると、また、今度は体力や知力に自信があって、シチュエーションの判断もよくできるのでまた違ってくるのだろうけれど、小型の鳥はどのぐらいで逃げられるかだとか、どこにいるかによって近づける距離が違うように見える。セキレイは意外と足元まで来るけれど、素早い動きで、きっと本当に少しのこちらの足先だとか、気持ちを察知してぱっと逃げることができるのだろうなと思う。
あんなに人里近く、都会でも大きな声でヒーヨヒーヨ鳴いているから、別に人間なんか気にしていないのかと思っていたのに、ヒヨドリは意外と人影が近いと降りてこない。
セキレイがうろうろ家まで来たので、セキレイへのおもてなしも考えたい。いつも地面を歩いているから、なにか地面に落ちているものを食べているのだろうなあと思う。セキレイが好きな地面を目指して工夫したい。