甘いもの

甘いものを控えなければ。と思いつつ、デメルの売り場に行ってしまう。

チョコレートはデメルのミルク。いけないと思いつつ、帰ってきてえいやっとすぐにおけいこをするのに力が出ないので、このミルクを食べて勢いをつけて稽古する。

デメルの店頭に行くと、生クッキーがあるかどうかいつも聞いてしまう。今日はあったけれど大きい箱だけだという・・・。大きい箱かあ。でも買ってしまう。

とらやに夜光の玉が出ているので買う。

子供のころ、よく菓子の銘がわからなくて、知りたいと思っていた。そこで少し前になるけれど、三年間ぐらい月に十個から二十個ぐらいか、毎月毎月お菓子を買ってそれぞれの銘を調べ、感想を書いていたことがある。それを丸3年ぐらい続けた。虎屋などは一年ぐるっと回ると、まあ大体次の年も同じものが出てくるようだった。年始の歌会のお菓子などは毎年違ったり、その時の特別のお菓子などは違うけれど、だいたい、毎月、月のうち上旬下旬に出るお菓子はレギュラーでぐるぐるまわしているような感じ。

それで銘を聞いて、お菓子の姿を見て楽しむという練習をした。

今はしていない。現在はたまに時間があるときや好きなお菓子が出ている時など、お店に寄って買うことがあるぐらい。

あちこちのお菓子のお店の店頭に並ぶ生菓子を見ると、以前よりお菓子の銘に和歌に深く関係するようなものが減っていっているような感じがする。そのせいか、以前より「知りたい」というような感覚が銘を聞いてわかない。少し個人の気持ちとしては残念な気がする。

あまり甘いものをたくさんとらないようにしなければ、といいつつ、ちょこちょこ食べてしまう。体のことを考えたらもっとたんぱく質など優先しないといけないのだけれど。

私はお肉のにおい味がそれほど得意ではないので、たんぱく質をとるのが結構大変なのだ。ついつい食べやすい甘いものを食べてしまうけれど、栄養を幅広くとらなければいけないなあといつも思う。お肉がんばって食べなければ。