元信らぶ

話の途中だけれど。

朝から病院に行く用事があったので(検査結果大発表だったのだ)、せっかくなので、根津美術館へ行った。新しい特別展が始まっているのだ。屏風大好障壁画好きとしてははせ参じないといけない展覧会。「将軍家の襖絵」だ。わーいわーい。こーふんしつつ行く。

うっとり。大画面。

屏風絵や障壁画の大画面のいいところは、例えば山水画だとか風景などだと、旅行に行って山に登った時だとか、景色を見ていて「ほー」と思うことがあると思うのだけれど、それと同じような体験ができるところだ。ほー。

殿様の家にあっただけあって、なかなか格調高く、立派な(リッチな)絵が多いなーと思いつつ見る。

今回秋冬山水図屏風の元信画がすばらしかった。心に残る絵であった。上記の「ほー」が一番味わえた絵。

もちろん大好きな花鳥画(私は四季の花や鳥が憩っているような絵が好きなのだ)のほうはもともと好きなので、うれしく見た。

幸せ。いいなあ家にあったらなあ(いやあったとして置く場所ない。そして屏風はものすんごく重たいので移動させるのが大変)。

そしてやっぱり私は絵が好きだ。すんごく浅い見方だが。好きなんだからしょうがない。そして、こんなわけがわからず見ている人にも見せてくれる施設に感謝だ。大昔ならば偉い人しか見ることができなかったものを、見られるのだから。

屏風絵や障壁画は一瞬で旅行気分になれるので、爽快でいい。これ、部屋に飾るってことは、自分の後ろに「こういう景色ですよー」っていうことなんだろうな。

景色を展開できる便利な調度品だな。

 

毎度おなじみお茶室展示は口切。そーいえばそんな季節であった!

茶壷「四国猿」かわいい名前だな。赤いからだそうだ。かわいい。くりっと丸くて小さめで。

点前展示。わからん。結構軽めの道具組のように見えるけれど。水差し芋頭とか、花入れのふくら雀だとかなんだかかわいい道具が多い。わからないけれど、好きだ。

一番最初の掛け軸と染付が感じがすごくいい。お茶をしている人ならまた違った味わいなんだろうなと思う。

軽く見て、前回来た時「買おうかなあ」と思っていた単眼鏡をミュージアムショップで買う。サントリーより倍率の高いものを売っていて、こっちで買うかーと前回思ったのだ。6倍。最近、ほんとうに目がよく見えなくて。古いものを見ていると、すれていて模様など見えないことが多くて。みんなが単眼鏡を使ってみているのをみて、うらやましく思っていたのだ。ということで私も次回から単眼鏡仲間となります。