春日曼荼羅

この間、根津美術館に行ったとき、昔の図録が売店に置いてあったので、買いました。ちょうどずーっと気になっていた「春日曼荼羅」について書いてあると思ったからです。

何年前か、10年以上前だったと思うのですが、春日大社の宝物を中心にした展覧会を続けてみることがあって、その時、「わからないな」と思ったのが春日曼荼羅でした。その時も次々といろいろな春日曼荼羅を見たのですが。

図録は平成23年根津美術館開館70周年の特別展の時のもので、もしかしたら以前持っていたかもしれないなと思ったのですが(根津にもその時行っていると思う)、ずっと気になっている春日曼荼羅について改めて説明を読んでみたいと思ったので、図録を買いました。根津美術館は特別展ごとの図録は毎回作らないので、記念の特別展だからだったのかなと思います。

春日曼荼羅は聖地春日の地を眺める物、拝むものとはおもうものの・・・。昔は現在みたいにドローンはないし映像として景色を眺めたり、あこがれの地を気軽にスイッチポチッ、クリッククリッで見られるものではないからかなあとは思ってみたのだけれど、でもやっぱりわからないなと悩みながら当時見ました(ほんとにまとまってその時見る機会があったので)。今も時々見かけると「わからないな」と思います。図録の解説を読んで少しは何なのかわかるかなあと不安になりつつ、お休みの間読んでみたいと思います。何が描かれているか、だけではよくわからないのだけれど。つまり、何が描かれているかを見た人々はどういう気持ちでどういう意味で見ていたのか、保持していたのか・・なんですよね。