ひんやり12月

12月になりました。

寒い季節が苦手なのに、そして寂しいのも苦手なのに、冬のしんとした空気はなんだか懐かしいような、親しいようなそんな気分がする。湿度が低く、気温も低い冬の冷たい空気。空気の温度が低い冷たいだけで、どうして空気がしんとしていると思うのか不思議だけれど、冬は静かな雰囲気があるように思える。植物が眠りについているとはいえ、街中で暮らしているのだから、そんなに自然を感じてはいないのに。

小さい生き物たちも眠りにつくとはいえ、せっせと餌を探し回っている鳥たちはいつだってにぎやかだし、知らないだけで、あちこちで小さい生き物たちでも活動しているものもいるのだろうけれど。でも、なんだか静かな雰囲気となる。太陽の光が弱くなって、角度も低くなり、曇りの日なんかは温度が低くて薄暗いとなるから、静かなイメージとなるのかもしれない。

とにかくこの静かなイメージが好きだなと思う。寒いのは苦手だというのに。

今日から12月になった。一週間の仕事をなんとか終えて、今日は休みの日としている。このところ体調がとても悪くて、だいぶ楽にはなったとはいえ、今朝も身の置き所がないようななんともいえない気持ち悪さと体の痛さ、頭痛で困っていた。今は薬を飲んでだいぶ楽になったので、ベッドに起き上がって日記を書いている。薬を飲んでやっと今日から大人しくしていられるようになったので、喜んで大人しくしている。

ベッドに座ってるので、格好も寝ていた時と変わらず。リラックスした格好で、だらしがないけれど、一日中このままにしていようと思う。

こんな時のお友は窓から見える四十雀。さっきもチラチラやってきては飛び立っていく。全く落ち着かないけれど、生き物がやってくるのを見るとやはり和む。

こんなふうに布団を足にかけた状態でも買い物ができるのが現代のありがたいところであり危険なところでもあり。お正月ようのお菓子を注文したり、来た連絡に返事をしたり。

時折、しんとした雰囲気の冬の外を窓から眺めて、あちこちきょろきょろしつつ、入れ替わり立ち替わりやってくる四十雀を見て過ごしている。