名著

100分de名著 という番組が好き。

あの番組がいいのは他者の感想、考えが聞ける所。そしてあの番組を見ていると、家族で見ながら、ああだこうだと言いあえるところ。本は自分だけで読んでも楽しいけれど、その楽しいという気持ちを他の人と分かち合ったり、どう思ったか聞くのも楽しい。インターネットのブログなどで感想を読むときも、そうか、そう思ったのか、だとか、私も同じような場所で考えたなあとか、そういう形で作品をもう一回味わえる所がある。

好きな番組を見たとき、感想を読みたくなるのも同じような事があるのかもしれない。Twitterなどで感想を検索してしまう時がある。あまりうまく検索できないので諦めるのだけれど。

100分de名著の番組を見ているときは、紹介されているテーマの本について何が書いてあるのか、といった紹介というよりは、その本を元に、現在、現代のこと、自分のことを考えることができるから面白いのではないのかなと思う。

それに敷居が高くて読めなかったものの入り口となってくれる時も多い。般若心経などは入り口が難しくて、どういったことが書いてあるかといった紹介があったりテキストがあると、とても入りやすかった。それをもとに関連書籍を読んでみようかなという気になったし。

出てくる人によっては、ちょっとつまらなかったなと思う回も無いわけではないけれど、4回が終わる頃は、「もっと話したいな」と思う番組でいつも楽しみにしている。