かなり以前。長唄の囃子を習っていたことがある。
それで、やめた後も長唄は好きだから、懐かしくて、つい検索したりしていて偶然見つけた長唄の囃子ではなくて歌うほう（と三味線）を習っていた人のブログ。書いている人は病気をもっていて、それが悪くなってきたので読んでいるうちに長唄を習うのをやめてしまっていた。相当やっていて、舞台にも出ていたようだ。
ずっとブログを読んでいて、私の方も病気になったりして何年かたつ。そして最近は少し具合が良くないようだった。私の方もだいぶ怪しい具合だ。そんなタイミングで更新が途切れていたから、少し心配していた。また入院になったのかな。だったら検査だのなんだの忙しいから更新できないんだな、などと思っていた。
心配していたのだけれど、今日久しぶりに「生きてます」と更新があって、とても嬉しかった。
向こうは私のことを知らない。私も相手のことをまるで知らない。ブログで病気のことや以前は芝居のことだとか、お菓子のことだとか、食べ物のことだとか、器のことだとか、そんなことを書いているのを読んでいただけだったのだがとても楽しみだった。好きなタイプは全く合致するというわけでもない。でも、なんだかまったく知らない私もなにか話しかけたくなるような、なにかしたくなるような気がする人で面白いなと思っていた。最近のブログを読んでいると、病院やら何やら大変なところを周りの人たちが進んで色々と助けている様子。きっと魅力的な人なのだろうなと思っている。そういう魅力が全く知らない私にも伝わったのだろうなと思う。人の魅力って不思議だなと思う。どこをどんな風にして伝わってくるのだろう。
