虫にもらった菫

雑草入れとも言える植木鉢にいくつかの種類の菫が植わっている。

これらは全部自然に生えてきたものをよりわけで植えているもの。

自然に生えてきた芽を整理して、プランターや植木鉢に放り込んで楽しんでいるのは以前に書いた。

菫は蟻が種を運んでくるらしい。風にのってやってきたものもあるかもしれないけれど、蟻が運んでくることがあり、私の植木鉢の中にあるのは蟻が運んできたのだろうなと思っている。

というのも、以前雑草たちを大幅に植え替えを行おうと、植木鉢をひっくり返して草たちをほぐした時、アリの巣が中にあったからだ。普通、園芸をしているとアリの巣が中にあるなどというのは有ってはいけないのであろうと思う。けれど、私の場合はとにかく飛んできたり勝手に生えてくるものをかわいがっているので、そのあたりはある程度自然に任せている。

菫は葉が丸いものが多く、あまり細長いものは生えてこない。近くにないのだろう。薄い色のもの、タチツボスミレだろうかそういったものが多い。菫に似た花で黄色い花も咲く。とてもかわいい。

菫がほしいなと思っていたら勝手に生えてきたので少し得したような気がする。蟻たちには巣を壊してしまって申し訳なかったけれど、在ると知らなかったので許してほしい。

季節は冬になって、草たちはだんだん勢いがなくなってきた。園芸でちゃんと種から育てているものは季節も終わって枯れてしまうものも多い。基本的に多年草を育てているので、みな次の季節まで眠っている。雑草たちはまだ青々としているものがたくさん残っている。