少し寄り道

奈良に行った時の話続き

母は、通り道なので京都も少し寄るでしょう?という。わかりました。とはいえあまり遠くに行くと奈良に行くのが遅くなるため、ちょこっとだけ京都で何か見ることにした。

京都も何度も行っているのでメジャーどころだけでなく、行きやすいようなところはすでに行ってしまっている。駅から遠くなくて、母が喜びそうなところ・・・というと、安易に美術館か博物館で勘弁してもらうかな、と京都国立博物館へ行くことにした。

あまりいろいろなところへ行ったり、歩いたりしないように気を付けないと、体調を崩しそうなので、一日、大きな行事は一つだけ。と決める。

一日目、お昼前に京都に到着。早いお昼を食べてもいいと思っていたのだけれど、案の定、母は食欲がないという。タクシーで京博へ。

駅では思っていたよりタクシー乗り場に行列ができていた。混むようになってから京都を避けていたので、久しぶりに京都駅から町中に出ていくことになった。現在は海外からのお客様はあまり来ていない(それでも結構見かけるが)のだけれど、それでもこの行列。土日だからかなあ。とても混むようになる前の京都でも、混んでいる時期や曜日を避けて季節外れ、平日を選んできていたので、あまり混んでいる京都に慣れていない。

とはいえ、駅前のタクシー乗り場。土日ともなればひっきりなしにタクシーが来るので、割とどんどん列はさばけていく。

歩いて行こうと思えば行けるし、以前の元気なころの二人ならば歩いて行ったけれど、タクシーに乗る。乗ったタクシーの運転手さんは京都国立博物館と告げると「三十三間堂のところの?」と聞く。その通り。どうも市内いろいろ博物館だの記念館だのあるので、一応確認(お互いの頭にある場所が一致しているか)しておくのだという。確かに。必要かもしれない。

運転手さんが「さっきはびっくりした」といいながら、右側を示すと駅前のロータリーの生垣に、まるでおもちゃのようにヤサカタクシーが乗っかっていた。えー!

生垣を一度乗り越えて、乗り越えて降りる側に斜めにタクシーが引っ掛かっている。ひー。

誰も怪我をしなかったそうだ(乗客は降りた後だったらしい)。良かった。それにしてもあんなことがあるのかと思う。運転手さんはロータリーをちょうどまわっているときに丁度自分のほうへタクシーが乗り上げてきたので、本当にびっくりしたそうだ。そりゃびっくりする。

そんな話やホテルいっぱいできすぎて、言われてもよくわかんない問題などを話しつつ京都博物館へ。