どっちのこと

少し前にお墓参りの時、雑草の種をものすごくたくさんつけた話を書いた。

前回、種まみれになったので、今回こそ絶対種を付けずに雑草取りをしよう、と決意してお墓参りに挑んだのに、一本目を抜いた時点で種まみれになり、それをとった後、もうつけない(ついてない)思い込んでいたのに、休憩所で見てみたら全身種まみれだったという話だ。

そんな話をしたところ、友達が、そういうくっつく雑草の種を「ばか」と読んでいたという話を教えてくれた。へー。よく「ひっつきむし」だとかそういうことを言う子はいたけれど、「ばか」はなかったなあと思う。あまり社交的な子供ではなかったので知らなかっただけだろうか。彼女が育ったのは福島県なので、そのあたりでは子供はそう呼んでいたのだろうか。ちなみに、私たちが子供のころ「ひっつけていた」種とは先日私が種まみれになった種とは違う種類だった。あれは種というより穂のようなものを「ひっつきむし」と呼んでいたと思う。

とにかく不思議なのは、いつのまにか種まみれになっていたことと、種まみれになっていたのはお墓参りに行った家族四人のうち私だけということだ。どうして。

ほかの人が種付きの大きな雑草を抜く前に私が抜いていたということもあるのだろうけれど。でも、間抜け疑惑がないわけでもないな。と思いつつ帰った。