訳とは

訳あり、として売り出された帯が安かったので買いました。何が訳ありかというと、デッドストックだったものを在庫を減らすために売り出されたものを、またお店が引き取ったものだから。

デッドストックになっていたというのは柄をみると、なんとなく想像ができるような気がします。はんなりした色でとてもきれいな帯なのですが、夏帯でちょっと可愛らしい色であること、そして、柄がよくよく見ると「プチトマト」。うーん。これはたぶん、なんというか、普通の金額だとあえて作る人はいないかも。

夏帯でひょうたんとか茄子なんかはざっくりとした布の帯なんかであるなと思うけれど、絽の夏帯でプチトマト。なぜわざわざ。でもまあプチトマト感はとても少なくて、一粒、何か赤い実があるなあとよくよく見てみるとプチトマトという柄なので、わからないだろうと思ってGO。夏の色が少ない着物にあわせようかな、と思います。オレンジっぽいピンクの薄い色に白の幾何学模様が添えて合って、それに絡まるプチトマト・・・。京都の結構古いお店が作った帯でした。仕立てられるのをまってます。