春だ新築

最近カラスをよく見ます。大きいなあ。子供のころ、時々家の近くに大きな大きなカラスがいて、驚くことがあったけれど、最近あまり家の周りではカラスを見ませんでした。今年の春はよく出会います。家の近くで、とん、とんと飛ぶように歩くカラス。大きいなあ。

もしかして、この辺りで巣を作ろうとしているのではないか、季節的に。と思って少し警戒しています。カラスは力が強いので、とんでもないものを壊してもっていったりします。金属も大好きだし・・・。そのあたりの木の葉っぱだとか草だとか、そういうものじゃだめなんですか?といつも思います。でも、カラスでアバンギャルドな巣を作りがち・・・。

巣といえば。今日は珍しいものを(私にとっては)見ました。電車から降りて、改札を出ようと改札に向かう途中、鶺鴒が少し高いところにとまっているのを見つけました。いつも地面でピコピコしているから、あら、あんなところに。と思ったら、口に細長い枯草のようなものをくわえていました。あ、どうするのかな?と見ていたら、駅に付属する鉄骨の建物の下の、鉄骨の裏に入っていきました。急いでそーっと近づいていくと、もう一本かわいいしっぽが見えました。ということはあそこで巣を作っているのかな。鶺鴒の巣(建築中)らしいところを初めて見てとてもうれしかったです。あんなところに住むのかあ。

家に帰って、冬服をしまってしまい、夏服を出しました。まだ夏服には早いのだけれど、もう、入れ替えする場所がないので、ワンピースは全部入れ替えてしまいました。

着物を出していて、そういえば夏の襦袢を出しておこうと箱を開けたら、使わない急いで買って失敗したポリエステルの紗の襦袢や、麻の大きすぎる襦袢が出てきたので、処分することにしました。今は半襦袢を使うことが多いので思い切って。

洋服も、もう着なかったもの、着るのを躊躇するものは処分しなくては。

気温の上がり方が近年急で、本当は衣替えは六月なのだけれど、着物はともすると4月ぐらいになると「そろそろ単なのでは???」と勘違いしそうです。そしてそれでもいいと思っています。ただ迷うのは襟。帯が夏になれば襟も夏はわかるのですが、この微妙な、光は暑そうで、でも、帯まで夏にするわけには・・・という季節がかなり迷います。6月を待たず、5月から単でもいいと思いますし、下に着るものは、暑ければ麻などでいいのだろうなと思っていますが・・・。帯もあまり透けない絽の塩瀬なんか好きなので、もう六月を待たずに行けそうな気がする・・・(気がするだけかも)とも思ったり。だって暑いものね。寒いなあと思っていると、急に、暑いなあになってしまうこの頃。もう、真夏は洗えない着物はなかなか難しい時代になってきているのではないか、と思います。私は着ることは着ますが、この40度になろうという夏の季節に、まったく冷房がないところを歩かないで外出ということはないので、汗みどろになるのを考えると、真夏の35度以上の時はポリエステルなどで対応するのがいいのだろうな、と思っています。気候がもうそうなったのだと思います。下に着るものは洗える絹などいろいろあるし、夏は麻の生地なら洗えるので、上も洗えるものがいいなあといつも思います。でも、ポリエステルでいいものを持っていないので、着られません。ポリエステルでなくても、ざっくりしたものを着るわけにはいかない場所ばかりなので、柔らか物を着ます。外を歩くと、「着物がだめになりそう・・。」と毎回思ってます。できればポリエステルの家でばーっと洗えるものがいいなあと思います。袷の季節は江戸小物の模様をプリントした東レのシルック着物を去年買いました。今度は薄物で何かと思うのですが、ちょうどいいものを見つけられません。一枚はあるといいなあ。

今日も袷を着ていると暑い。まだ四月だけれど。朝晩は寒いけれど、日中で部屋の中にいると少し暑いなと思いました。

今日からお正月の福袋で買った紅茶、マリボン(ダージリン)を飲み始めました。これおいしい。とっても。確認してみると春摘。春らしい緑の味わい。黄緑色をイメージするようなそんな味。私は紅茶は春摘がとても好き。この黄緑色の味はダージリンの春摘ならでは。