鈴虫が盛大に鳴き始めています。

鈴虫は夏バテしないのかなあと言うぐらいずっと鳴いています。特に冷房が着ているというわけでもない玄関に置いてあるのに、一日中、本当に鈴を振るみたいな音が聞こえてきます。

電話やネットやいろいろなサギに注意と言われますが、今朝はいつものご老人から「そうだんしていいかわからないけれど、お薬を減らすお医者さんの一覧っていうのを見て・・・新聞に書いてあったんだけど。」というので、新聞を出してくるのを待って、一緒に見てみました。新聞に書いてある、だとか本に書いてある・・・というのを信じやすい年代なのだろうなあと思いつつ待っていると、週刊誌の新聞広告です。そこに見出しに「薬を減らすお医者さんがご推薦の病院一覧」みたいなことが描いてあるのです。うーんどういっていいかわからない。とにかくこれは広告ですし、本はいったい誰が文章を書いているか結局はわからないものだし、「大丈夫ではないと思います」とお答えするしかありません。ご老人たちには敵が多すぎる。現在の世の中は。

こういう新聞の広告をよく見ていて、新聞に載せることでリーチする年代というのがあるものなのだなあと感心しつつ、どう言ってあげたらいいのかわからず、困ることが多いです。信じるんですよね、活字を。

「書いてあるのに・・・。」残念そうですが、良く知らない雑誌でしたし、名前から言って週刊誌のようでした。週刊誌が信用できないというより、「信用できるかわからない」というところでしょう。そしてそれを信じるか信じないかは本人次第といったところで、読んでみて、信じてよいか、と聞かれれば「私ならしない」としか言いようがありません。何も私がいろいろと知っているというわけではないので、難しいのですが。雑誌は責任を持ちませんもの。と思います。

そして、読むとその気になってしまうだろうとも予想できるので、「やめておいた方が」というニュアンスで、信用できるかわからないというようなことを言いました。でも、そういう情報が欲しいと思っていることは確かです。無下にあれもだめ、これもだめというのも気の毒で、本当に毎回この手の話には「敵が多すぎる」と思います。

日々いろいろとスマートフォンにくる宣伝や、あれこれを「これは触らない」「これは削除」と対応します。本当に敵が多い。なんだかわからないセールスなのかなんなのかの問い合わせだとか、買取の電話だとか。とにかく「関係ないから断ってよい。」だとか、「無視してよい」と受けた本人が不安になるのを「大丈夫」と励まし続けています。

そういえば、知らない電話番号には出ないという基本的なルールがありますが、知っている番号でも最近はサギがあるそうです。電話番号の偽装だそうで・・・敵が多すぎます。本当に。でも、とにかく声をかけてくれて、聞いてくれるだけ助かっています。相談しない人がきっともっと困るのだろうな、と思うので、こういうのを見て、自分もいつか判断ができなくなったり、世の中が変わってついていけなくなるのだから、その時はなんとか周りに助けてもらえるように、いい人にならなければ・・・と思っています。なれるかなあ。それが心配。周りに人がいないでおなじみなので。そこが大問題。