暖かい11月

11月だというのに26度、25度などの予報が出て、それでは夏日になってしまう。と思っている11月2日。続く3日も似たような予報が出ている。

ちょっと前に読み返していたエッセイで、「ドアノブカバーがわかるのは三十代がギリギリなのでは」という会話が書いてあった。私は三十代でもわからないのではないか、と思っているけれど。どうだろう。

言われてみれば、なんだか家の中のものが「服」を一部着ていた時代があったような気がする。我が家はそういうのをしない家だったけれど、もらったりして、一部そういうものが被せられていたことがあった。ああいうのを手作りするのがその時主婦に間で流行っていたのだろう。作り始めると色々やってしまい、家の中のものが「服」をどんどんき始めてしまうのではないか。と思う。ああいう手芸ブームって、あるけれど、当時はパッと同じようなものをみんなが作ったのかな。私は子供だったのでよく知らないけれど。ドアノブだとか、ファックスだとか、電話機だとか。そういうものがレースだとかフリルだとか縁がついた「服」を着ていたような印象が薄っすらある。どこの家で見たのだろう。

実際、ドアノブカバーって使っていてどうだったのだろう。滑って使いにくくなかったのだろうか。

でも、とにかく、カバーをかけて大切に使うという気持ちはいいものなのだろうなと思う。ドアノブは、まあ置いておいて。