ぷちぷち

天気がいい。

しばらく寒い日が続いていて急に暖かい日がやってきた。

朝、植木鉢の雑草を見回る。あまりに周りにはびこりすぎるような種類のものを引っこ抜く。勝手なものだなと自分で思う。いらない種類の雑草を引っこ抜いていたら、植木鉢の横に2センチぐらいの青虫がにょろにょろ。気が付かないうちに葉っぱから振り落としてしまったらしい。種類はわからないけれど、こんな小さな世界の中にも暮らしがあるのかと感心する。にょろにょろはあっという間にどこかに行ってしまった。素早い。さすがに。

ここ数週間気になっていた納戸を整理。いらないものが在るかと思っていたけれど、入れているものが増えただけだった。またぎっしりになってしまう。どうにかしたい。

昨晩、母とウルトラマンの話になる。ふたりとも内容を知らない。しかし私は薄っすらとではあるがウルトラマン情報がウルトラマンの各話からではなく、後の情報番組などからある。確かウルトラマンは地球人と恋愛していたのではないか(うっすらと)という話になり、巨大なウルトラマンがまるでハムスター(あるいはもっと小さい)ぐらいの大きさの生物と恋愛をするのはなかなかのものだという話になる。そんなフラジャイルな生物と付き合うのは気が気ではない。いや、あれは戦う時無理して巨大化していたのではないか、だから3分しか持たないのではないかなど勝手に話す。

ご飯は食べていたのかなど疑問だらけだが、ふたりとも何も知らないので、勝手に想像して話す。

あの見た目は服兼宇宙服兼宇宙船ではないかという話に落ち着く(あの銀色と赤のコスチューム)。中身はどんなかしれたものではない恐ろしいという話になった。

コロッケを作りながらウルトラマンの話になったのは作曲家の紹介で音楽が流れたからだ。ふたりとも歌詞を知らなかったので、昔の曲なので意外と名調子だという話から発展した。遠く離れて地球に一人と言ってもあとから家族が移民してきたのではないかと母が言うが、親兄弟がみんな越してきたかどうかはわからない。長男、次男、三男と地球を訪れたらしいことはうっすら知っているが、確か結局里に帰ったのではないか。

とわからないものをあれこれ勝手に話すということが多い。娯楽である。