テレビ

お正月休みでテレビをいつもより録画して見ている。テレビの録画機能の番組表を見ると、いつも録画していないような番組があるのを見つけるので録画するのだ。

鬼平番外編が放送しているのを見つけて録画。暗い話だった。ま、大人の話が多いからなあ。鬼平不在の特別編。神奈川のほうの放送らしく入るかなと思ったけれど入ったみたい。

先日のグレーテルのかまどなんかもそう。普段は見ていない。このお正月休みで放送しているのを見つけて見ていて、ちょっとおもしろいなと思って見始めたのだ。

それと同じで、年末に「世界はほしいもので」うんぬんという番組も見た。出ている人が穏やかであまりうるさくない番組でよかったので。録画したのはハワイ特集。日本も大小様々な島の集合でできているけれど、普段東京にいて島感は感じないなあと、以前淡路島に行って思ったことがある。ハワイ特集のアイランド感を見つつ、それを思い出す。

それにしても、お能の放送が減ったという話になる。伝統芸能の紹介番組はあるようだけれど、そうではなく、ちゃんとはじめから終わりまで通しで放送するというのが本当になくなってしまった。お正月ぐらいはと思ったら地上デジタルNHKは一つだけのようだ。がっかり。以前はお正月でなくとも結構放送していたのに(以前といっても私が子供の頃)。

そういえばバレエだとか歌舞伎だとか、オーケストラの放送も減ったなと思う。見る人がいてもいなくても放送しているのがNHKのいいところだったのに。見に行けない人もテレビで触れることができる。それで病気で寝ている私は救われていた。だからそういうものが減ったのは悲しいなと思う。が、それも現代という時代なのだろう。

お能の放送、ちゃんとはじめから最後までダイジェストでなく放送を増やしてほしい。人気が無いだろうけれど。見てなくても放送魂を思い出して。説明だのなんだのなく、どーんと名人芸を出しまくっていた根性を思い出して。