なるほどねー

テレビコマーシャルを見ていて、お台所で料理をしている男性を眺めているブルドックがその人がヘッドフォンで本の朗読を聴いているのだと説明するというものがあった。

私は普段、自室でおやつを食べたり、仕事の合間にご飯を食べたりするとき、本を読んだり、Kindleで何かを読んだり、ネットでなにか読んでいる。テレビを見ているときもあるけれど。

できれば何か作業をしているときは読んでいたい。

今日などは、先日購入した嘘つき襦袢の替え袖が独自嘘つき襦袢のための独自の位置にマジックテープ(面ファスナー)がついていて、困るので付け替えたりしていたのだけれど、その作業中、無理やり本を読もうとして、ちょっと驚いた。いや、針仕事をしているときは本は無理だろう。

でも、面白くない作業をしているので、暇つぶしをしたくなり、何か面白いものを読みたいと思い、本を横に置いたらしい。らしいというのはあまり意識せずにそうしていて、「いや無理無理」と思ったからだ。

そこでふと、この、作業をしているのに、手持無沙汰の気持ちというのが料理の時に似ているのではないか、と思い当たった。だからあまり好きになれないのだ、料理。

で、くだんのコマーシャルを見ていて、あるほど、ああいった風に手と目が忙しいときに本が読みたい(読めない・・・)人に耳で本を読み聞かせてくれるていうのがおすすめポイントなのか。と思った次第です。音楽聞くときと重なる部分があるってことですね。ラジオ聞くみたいな感じ。

料理が好きな人は、料理をしているとき料理をしている作業を味わっているのだろうと思うけれど、私はどうも、いつも「手持無沙汰」な感覚に陥る。手は作業をしているので手持無沙汰ではないのだけれど。心が手持無沙汰なんだな。きっと。