とじこもり京都

チェックインまで時間があるので、お昼を食べよう!とお昼にする。暑い京都でうろうろしたくないというのと、一人というのでホテルのレストランで食べることにしていました。一人だとある程度以上のちゃんとしたお店には入れません(禁止はされていないでしょうけれど)。一人の場合はカジュアルなお店に入るのが当然なのですが、私はカジュアルなお店は気楽ではないという・・・とっても疲れるという事情があります。なんというか、気を遣う。人がたくさんいたり、とにかく、わーっと人がいるところはルールがわからないので、戸惑いますし、本当に、どうしてよいかわからないので、疲れ切ってしまうのです。いろんな人がたくさん集まっていますので、たくさんの人が動いていて、ものすごく話していたりしていて、音がわーんとなっていたりすると、方向感覚がおかしくなりそうで、ぐらぐらしますし。

その点、ホテルのレストランならば、ルールがわかりやすいのと、ある程度静かでしょうし、一人でも、場所柄、まあなんとか、ある程度までのレストランなら対応できるはずです。という思惑で予約しておいたので、ホテル内フレンチへ。とにかく、適当なところを探し回る気力が、たぶん、この暑さでは出ないであろうというのもあっての予約でした。

ホテルの上のフレンチレストラン。このお店は初めて行きましたが・・・。うーん。味・・・が・・・。味も疑問ですし、料理も疑問ですし、サービスも「?」というものでした。一休で予約していったのですが(Web予約をしたかった。電話予約しかなかった時代は予約、面倒だったなあ。)、うーん。一休コースだったから?メインのお肉を追加料金で変更できるとのことで(三千円プラス)、変更してみたら、そのお肉はとってもおいしかったので、もしかしたら?と思ったのですが。そんな面倒なことはしないですよね。

そういえば、このレストランが入っているホテルにこの日から宿泊だったのですが、以前この界隈はよく歩いていたので、あるなーと思っていたホテルでしたが、入ったのははじめてでした。初めて泊まりました。有名な国内ホテルの京都店ということで、たぶん昔からあるのだろうなあというホテル。昔懐かしい感じのアーケードがあるんですよ。なかなかかわいい。ホテル内のアーケードってなんだか好きなんですよ。暇って感じで。

パン屋さんも、東京に比べてアットホームな感じだからか、お値段もアットホーム。最近パンは高いからなあ。以前よく京都に来ていたころ、喫茶系やちょっとした食べ物が東京よりお値段控えめと思っていましたが、今もそうなのかな。

パンを買ってみましたが、わりあいおいしい。パンのレベルは総じて高いのが京都。

フレンチレストランで一時間程度、あんまりおいしくない食事をし、チェックインまで時間があるので、翌日行く予定の観世会館まで行ってみるか、と歩くことにしました。暑いかなあと思いつつ。

観世会館によくいっていたのは二十年ぐらい前です。思った感じの感覚で行けるかどうか、確認したかったのです。ホテルから観世会館まではそれほど遠くありません。歩いて行ける距離ですが、微妙な距離でもあります。つまり、夏の暑い盛りに歩いていける距離かどうか微妙な距離。

翌日は電車か、歩きか、ずっと迷っていました。一人きりでのんびり移動できるのは徒歩です。断然。今回着物でもないので気楽な洋装で軽装です。歩けそう・・・。

えーっとどっち側に出たんだっけ?とホテルを出たとき思ったのですが(余談ですが、四条で地下鉄から出るときも、毎回思います。交差点のところのビルが見分けがつかない・・・どっち向きで出たのか不明。これは昔からずっとそう思ってます。)、とにかく鴨川っぽいほうを目指し(正解でした。)、そして今はGoogleMapが優秀なので(本当に便利になりました)、適当に歩き出して観世会館へ。暑い。やっぱり無理かも。帰りは電車にしよう。と決意して観世会館から帰りました。あれから二十年は軽く経っているんだなあと、なんだか信じられないなと思いつつ、まあ、道路の構造は変わっていないし、簡単な道筋なので、まあわかるなと思って帰ってきました。

汗だく。チェックイン前にパン屋さんに行ったりして、適当に過ごし、チェックイン。この日はなーんにもしてませんね。暑すぎたからか、晩御飯は食欲がそれほどわかなくて、何を食べたか覚えていません。パンか何かを食べたのかなあ。旅行中ほんとに食欲があまりなくて。助かるといえば助かるのですが(食事をするのも手間なので)、つまらないといえばつまらないかなあ。

持って行ったお茶でゆっくりするというので終わってしまいました。