帯あわせ

初めて色を抜いたジーンズ生地でできた着物を買いましたので、合う帯があるか確認することにしました。こういった傾向の着物を持っていないので、合う帯があるか心配したのですが、無地に近いのと、色が薄い青なので、手持ちのクリーム色に近いロンドンの衛兵さん模様の帯や紫の織だけれど、カジュアルなものならば合いそうに思えます。

今回のジーンズ着物は、薄い青の生地からさらにまだらに色を抜いたもの。その抜いたまだら模様が、どこか朝顔の葉やサツマイモの葉っぱのように見えて面白いなと思って買いました。ダメージといってもそんなに洋服よりではなく、優し気な模様になっているので、普段の着物に使えそうです。

実際生地を持ってみると、さすがジーンズなので、幾分どっしりしていて、重たいなと思います。丈夫な生地のようなのと染めが斑になっていて、染料もぽつぽつついていたりするので、本当にそのあたりにねっころがってもいいような、そんな構わないような着物に見えます。厚みがあるので、冬にも着られるかもしれないな、と思います。裏はついていません。ただ、色が爽やかな色なので、冬の雰囲気はありません。もしかしたら、年があけて、二月から三月ぐらいに着るのが一番合うのかもしれないな、と思います。

手持ちの帯をえっちらおっちら取り出して、いくつか乗せてみて、意外と合うなと安心したので、帯揚げを決めることにします。今回の着物なら、着物になじませるブルーか、帯になじませる色か、どちらかにしてあまりごちゃごちゃしない方がよさそうです。ちょうどきねやさんのセールのハガキが着ていて、大きな割引がある時期だったので、ジーンズの色に合わせた色の無地と、これはどうかなと思った帯の色に合わせた色を一枚ずつ買いました。

あとは帯締め。でも、今回は帯締めも帯と同じような色にして、あまり目立たないような合わせ方にしたいなと思います。合わせ方によってはよりカジュアルだったり、くっきりした着方ができるのではないかと思いますが。どちらかとうとおとなしい着方のほうが、私の性格に合います。面白くない、おしゃれさがない着方かもしれません。

日ごろの着物の小物あわせは帯締めを選ぶのがすごく好きで、同系色に必ずするとは限らず、どちらかというと帯締めで引き締めたりポイントにしたいと思うのですが、カジュアル傾向が強い着物の場合、そうすると、より面白い着方になり、落ち着かないのです。性格ですね。

髪型や着るものは性格に合わないとつらいもの。似合う似合わないのほかに性格に合わないというものもあるのは、難しいものだなと思います。人に勧めるときも、好みもあるけれど、性格もあって、合わないとつらいだろうからと思い、難しいなと思います。