病院へ

また病院へ。また検査。しかし、今日はせっかく検査なのだから、仕事がないのをいいことに、上野で絵をみる!と決意していた。

チケットを買って、準備万端でこの日を迎える。が、検査の後、三時間の間を置いて、また病院へ戻ってこなければならないことが発覚。ガックリ。

三時間あれば、上野に行って見て戻ってこられるか?な?いやしかし今回は国立博物館。物量が多いでお馴染みのところ。大丈夫かな。後日改めて、という手もあるけれど、でも上野は遠いのと、混むので平日で行ける時に行っておきたい。なんとかなるでしょーと出かける。

午前中の早い時間から病院。7時台って・・・と思うけれど、とにかく8時前に到着。検査開始。病院って早朝の一番早い時間は流石に静かだけれど、午前中の比較的早い時間が一番活気があるような気がする。

売店帰りの入院患者と一緒にエレベータにのる。私もここに入院していたことがあるけれど、その時は売店に行く余裕なかったなあと思う。

その後、リハビリに通っていたころは売店に行ってリハビリ用具を買ったりしたことがある。当時と売店も変わって、以前はあったレストランは無くなってコンビニとなっている。

病院から解放されたのは10時37分。これならなんとか行って帰ってこられるかな?ギリギリだなと思いつつ上野へ。平日午前中に行ったにも関わらず、割合盛況。人が次々に入ってく。平日は当日券もあるので、発券機の前は少し行列になっていた。観光客もいっぱい。

入ってみて、失敗した・・・とすぐに悟りました。見られない。多分。並んでいる。

特に絵巻の前は人が全然動かないので並んでもおそらくなかなか見られない。うーん。人の背後から見てみると、幸いなことに大半は一度か二度、実物を見ているものが多い。なので、最低限の実際に見たことがないものからみるか、とかなり飛ばして見ることを決意。

素晴らしい絵巻の数々。文書や屏風。絵巻が特に、前にいる人がびくともしない状態になっていて、みることが困難。立ち止まらずにみろ、と館内で係の人がいうけれど、まあ、それは無理ですよね。「後ろからみろ」ともいうのですが、まあ、それも無理ですよ。

オーディオガイドも借りていた(オーディオガイド付きチケット)けれど、無駄だったなあ。とてもじゃないけれど、ガイドを聞きながら見られる状態じゃない。上野の展覧会は大きなものは見にくい、と前から思っていたけれど、今回も・・・。まあ以前の鳥獣戯画のときのような外に並んで時間帯も区切っているのに、全く見られないというのよりはかなりマシな状態。頑張ればなんとか見られるかな。でもやっぱり絵巻のような手元で見るようなものは向いていないなあと思う。障壁画なんかはなぜかあまり人がいないので見やすい。うーん絵巻は物語だから、人がじーっと何かなって思いやすいのだと思う。

とにかくぜひ見ておかなければ、の絵巻と間に障壁画を挟みつつ、一生懸命見てすぐ一時間は経ってしまい、タイムリミットが迫る。もういっちょ!と駆け足て見て、早歩きで駅へ。間に合うかな?と思っていたのですが、私が上野をよくわかっていなくて、帰り方に多分失敗?上野って途中で乗り換えを挟むと早く帰れたりするのですが、そのどこの駅で何線に乗り換えるのかどれが正解なのだ!と思いつつ、乗り換えて戻る。間に合わない・・・。

病院最寄駅からタクシーで向かって1分過ぎに到着。うーん遅刻。

でも平気。

やっぱり病院>博物館>病院はきついな。検査があるので食事もしていないし、途中で病院でもらった水は少し飲んだけれど、水分補給もあまりできずで、クタクタになりました。無茶してしまった。つい、病院が楽しくなるようにと、お楽しみを追加してしまうのだけれど、無理な時もあるなあ。と思った秋の日なのであった。上野が混んでたからガックリしたというのもあるかな。この疲れ。あんまり見られなかった・・・悲しい。