神楽坂付近で仕事がお昼前に終わった。

ちょうど近くだから、若宮町のラ・ロンダジルに初めていってみることにした。少し前に茶道具の見立ての展示をしているといったものを見たことがあったから。

神楽坂界隈は住宅やお店が色々あり、小さい道がいくつもあり、坂道があり、よく近くに行っていたとしても、行かない地帯は行かない。若宮町あありは私は縁がなくて、今回のお店も名前は知っているけれど、行ったことがない。どうして存在を知っているかというと、燕が好きだから。

なんとなく漏れ出てくる情報(ニュースメールを受信している)ではギャラリー寄りのショップ、という印象を持っている。初めてのお店は雰囲気や客層がわからないので、ちょっと敷居が高いし、品揃えのレベルや傾向がわからないので、わざわざ行くのは結構ハードルが高い。

お店に行ってみると、茶道具になりそうな小さな器を色々と並べているという感じ。お盆の上に、茶杓をセットした器と茶入れのようなもの、といった小さなセットが少し並んでいた。

みてまわって、興味が出たのは天野ミサさんという作家の名前がついている面白い茶杓と茶巾挟。壁にかかっていた蝙蝠のランプ。小皿のいくつかと花がエンボスになっている箱、小さい小花模様のガラスの入れ物。コウモリのランプは自分の部屋の壁にかけたら面白かろうと思って、ちょっと値段を知りたかった。作家さんの名前を聞こうかな、と思ったけれど、店員さんがなんとなく聞きにくい感じだったので、あえて頑張って聞くのはやめておく。忙しそうだったし。

並んでいる品が値段ほとんど表示がない(多分裏にあるんだろうけれど勝手に触るわけにもいかず)ので、なんとなく手持ち無沙汰で割合すぐに出て帰ってきた。