朗読

 

100分de名著を見ていると、最近、声の演技というのは結構残酷なものだなと思うようになった。あの番組は俳優さんが朗読を担当するのだけれど、年齢やキャリアの長さ関係なく、あ、この人下手なんだなと思うことがある。ものすごくはっきりわかりやすく朗読は出てしまうのかなと思う。人のセリフのようになっていない部分を読むのでも、上手な人とそうでない人がはっきりわかる。

ちょっとしたイントネーション、声の強さ、上下。読んでいる内容とは関係ない自分の癖で通して読んでしまう人がいる。その一方若くても、内容に合った読み方をできる人もいる。きちんと演技する人もいれば、まったくしなくて違和感が全体にある人もいる。特に人が出てこなくても、セリフでもなく、解説のようなもの、理論の説明などのところでも意味にあった内容にあった読み方ができる人の朗読は聞きやすい。そうでない人のはなにか浮いていて聞きにくい。

あれを受ける人は結構勇気があるなと思う。